技術士試験を4度失敗するとさすがにやる気は、無くなりました。なんだか、もう一生合格できないような気がしたものです。
5度目の試験の時は、受かる気がしないので、ほとんど勉強しませんでした。
試験申し込みはしていたので、受験料ももったいないし試験だけは行こうかと思い、一週間前から過去に蓄積した論文に眼を通しました。
さすがに毎年、受けているので、少しの勉強でも蓄積論文を再インプットできました。
そして試験当日ですが、経験論文は、去年作ったものをそのまま記述し、一般論文も3論文ほど蓄積があるので、それらをアレンジして対応できました。
そして、専門論文です。専門必須、専門選択問題両方とも、過去の蓄積の知識で対応できそうでした。これはやったと思い、慎重に仕上げたのですが、自分でもかなりの出来だと思いました。
受験後は、「多分合格していると思うけど、これで落ちたら完全に行き詰るなあ」「過去4連敗だし、合格できる気がしない」など複雑な心境でしたが、仕事と飲みに忙しくすぐに現実の世界に引き戻されていきました。発表日も、気がつかなかったくらいです。
ある日、会社にて上司に「今日は合格発表日だから今からネットで確認しよう」と言われて、確認したら、自分の番号がありました。
5度目にしてようやく技術士二次筆記試験に合格です。
うれしさより、もう技術士の勉強をしなくてすむことにホッとしました。