10.総合技術監理部門試験の解答方法(総合技術監理部門合格体験記)

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解答方法ですが、当日に私が行った総合技術監理部門試験論文の作成手順に沿って述べていきます。

①キーワードの把握

長文の設問(問題文)においては、出題者の解答要求事項は、より詳細化しており、解答要求事項を適切に把握することが難しくなっています。

私のとった方法は、設問を熟読し、キーワードを探してアンダーラインを行い、解答要求事項を把握しました。特に、最初の解説の長文は、なにか理由があるはずです。その中から制約条件や留意点として解答に盛り込む言葉を探しました。

②解答の見出しを設定

このような長文の設問の場合、設問にあった解答をしないと、出題者の解答要求事項と大きなずれが生じて減点になります。つまり、解答論文の見出し1.2などを設問と対応させることが重要となります。

私の場合、論文の事例は、全国に支店を持つ建設コンサルタントとして、首都圏に大地震が発生した場合におけるBCPと想定して記述しました。

 

③論文の展開方法の決定

全体のストーリー展開や、見出し1,2以下の対策などを上げる部分における論理展開方法ですが、私の場合は、診断士受験で習熟したロジカルシンキングの技法を用いました。

ロジカルシンキングの技法を簡単に説明すると、ストーリー展開については、因果の関係でとらえていく、例えば、問題、問題の原因、課題、対策といった形です。また対策などを述べる時は、全体を部分の集合としてとらえて、バランス良く、モレなく、ダブリなく答える(MECEと言います)などの技法です。

総合技術監理の5つの視点で答えるものも該当します。

このケースの場合、BCPなので、リスク管理手法に従って、論理を展開することが最もしっくりくると思いました。そのため、対策については、リスク管理対策であるリスク移転、リスク低減、リスク分割、リスク保有の切り口にわけて、そこから対策(ハード、ソフト対策)を述べる展開にしました。(それぞれに5つの視点をちりばめながら)

途中かなり苦戦はしましたが、一応、設問の解答要求事項にそって、ポイントをおさえた形でまとまりました。

 

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