12.技術士試験当日 その2(午後)

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 午後の選択科目(専門)の試験です。

 出題形式ですが、以下のようなものです。

必須問題:1問×2枚

選択問題:5問中4問を選んで、1問1枚

 

 計6枚の論文ですが、かなり変則的です。

 特に、選択問題と言いながら、5問中4問ですから、ほとんど必須です。

 

 まずは、選択科目の必須問題から始めました。

 必須問題は以下のものです。

 

前文:サービスを提供するプロジェクトにおける大幅な納期短縮要求があった場合

 問題

(1)   納期短縮要求の受け入れ可否の検討点と受託の判断基準について

(2)   納期短縮を実現するための方法について

(3)   納期短縮において特定のプロジェクト要員への過重な労働を課さないための方法

(4)プロジェクト要員を増大すれば、可能な仕事とそうでない仕事について

(5)プロジェクト要員を増加した場合に、順調に進めるために実施すべきこと

(6)納期短縮が難しい場合の、顧客の満足度を保つための代替案

 

 用紙2枚に対し、設問(1)~(6)で6個ということは、1枚3個の文量で書いていけばよいことになります。

 かなり細かい解答要求事項の指定ですが、簡単に骨子を作り、淡々と埋めていきました。

 プロジェクトマネジメントの問題ですが、専門知識を駆使というより、当たり前のやり方や常識的判断で書いていきました。

 

 次に選択問題です。

 5問中から4問ですから、どれかはずす問題を一つ見つける必要があります。

 まず、問題文をみて、思い浮かぶ項目をメモにしてみました。

 そして、一番苦手そうな問題をはずしました。

 

 午後は、時間的余裕がほとんどないので、かなり焦ります。

 1枚1問の問題で、さらに設問がいくつかあるので、解答要求事項をそのまま解答になる感じに近いです。

 文章構成とか、ストーリー展開を考える必要がない分楽です。

 逆に、無駄なことを書くと、用紙が足りなくなるので、問われたことだけシンプルに答えて行きました。

 

 選択問題も、サービスマネジメントの中でもプロジェクトマネジメントに関する問題が多かったようです。

 

 1枚4問はさすがにハードですが、淡々と設問の解答要求事項に沿って、とりあえず、最後まで埋めることができました。

 

 試験中は、アドレナリンが出ているせいか、あまり疲労を感じませんでした。

 また、手も何とか最後まで持ちました。

 Bの芯で筆圧を軽く書いたのがよかったようです。

 

 しかし、技術士試験は本当にハード、朝から晩まで、累計600字原稿用紙9枚の論文試験ですが、終了と同時に、かなりぐったり来てしまいました。

 性根使い果たした感じです。

 病みあがりだったこともあり、飲みに行く気もせず、足元もフラフラしながら家に帰りました。


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