5.論文採点はアルバイトがやっている?

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 技術士二次試験の論文採点は、「部下や助手などに採点させている説」というのが昔からありました。

 これは、採点官が、多忙な時間を縫って、多くの論文を採点しなければいけないために、生まれた説だと思います。

 しかし、現実的には、ありえないと思います。

 採点官は、論文内容の秘密保持義務の他、厳しい倫理規則が課せられているはずです。

 第三者に論文を見せることはありえません。

 

 トンデモ説ですが、ここから得られるのは、以下の2点です。

・採点官は多忙であり、一個論文当たりの採点に時間はかけられない

・採点官が、専門分野のすべての技術知識を網羅している訳ではない

  よく技術士論文は、「奥さんに採点してもらえ」と言われてきました。

業務の顧客は、必ずしも技術知識がある訳ではありません。技術士は、工学的な難しい意思決定の妥当性を、素人の顧客にわかりやすく理解してもらう必要があります。

 これが、「技術士としてのふさわしさ」の重要な要素です。

 

 技術士論文において、専門用語を羅列したのような難解な論文は、評価を下げるでしょう。

多忙な採点官に、読みやすく、理解しやすい論文を心がけることが重要です。

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