難解な専門用語や、横文字を多用している論文も見かけます。これは、自分の知識の深さをアピールしたい意図かと思われます。
もし、あなたが発注者で自分の専門外の調査を技術士に委託したとして、理解できない用語ばかりのレポートを提出されたらどう評価しますか?
技術士という資格の趣旨から考えて、技術士に求められているのは、顧客(専門知識は乏しい)に対して正しい技術的判断を提案し、その根拠を平易に説明できる能力です。
難しいことをやさしく述べることこそが技術力であり。難しいことを、難しく書くことは評価されないはずです。
※ただ、実務上では、学術論文や公共事業における調査報告など、役人や学者を相手にする論文では、どうしても難解な用語を多用した方が、格調高く、アカデミックな感じになるので、喜ばれるケースがあることはありますが。。。