企業の技術士育成において実際に行われている対策としては、技術士試験資料の配布、予想問題の提示、社内模擬試験、通信教育補助、合格報奨金、資格手当といったところでしょうか。これを全部やっているとしたら立派なものです。
これらの対策のみでも技術士が多い中堅以上の企業であれば技術士は増えていくと思いますが、他社に差別化できるレベルにはなりにくいでしょう。
また、社内に技術士の少ない会社では、さらに効果は薄いです。なぜなら基本的には、これらの手法は、個人の自己啓発を支援しているだけだからです。
個人任せの勉強では
①勉強時間は不足
②間違った勉強方法
③正しい解法・解答手順が身に付かない
と大変非効率な努力が強いられます。
正直な話、個人任せでは技術士は増えません。