平成19年度の総監試験は、BCP(事業継続プラン)に関する問題であったわけですが、私にとって有利な点がありました。
具体的に挙げると
①「欧米の事業リスク管理」に関する論文を書いたばかりであり、事業リスク管理手法について知識が豊富であったこと
②以前の会社の上司や、会社の先輩からBCP(事業継続計画)に関する質問、相談を受けており、中小企業庁策定のBCPハンドブックなどからある程度の予備知識があったこと
③中小企業診断士試験で、長文問題に慣れていたこと
この中で、特に③の中小企業診断士受験経験がためになりました。
診断士の試験は、長文経営状況の説明に関する与件文を与えられ、与件文をもとに経営診断を行い、解答文を作成していく必要があります。そこで試験テクニックとして与件文の読解から骨子設定に関することに習熟していた点が有利に働きました。