総合技術監理部門の意義

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技術士の総合技術監理部門の意義は、技術士が、業務の最適化を行うために必要なマネジメントの基礎知識を身につけることを目的としています。

日本ではマネジメント能力を、人望と混同したり、経験でしか身につかないと考えている人が多く、体系的な知識が浸透していない上に、特に技術系の人はマネジメントについて勉強をする機会がない実情があります。

結果として、会社の経営や業務マネジメント面において様々な弊害が生じています。
例えば、人的資源管理面の問題を言えばOJTと称する滅私奉公や過重労働の強要などが多くみられます。

そのため、総合技術監理部門により、技術士がマネジメントの基礎を体系的に勉強することで企業の経営や業務能力の向上に資する可能性があります。

よく建設コンサルの人で、「総監は必要ない(業務資格資格になるケースが少ないので)」と言う方がいますが、例え評価点にならなくても、プロポーザル入札などにおいては、担当者レベルまで総監の技術士で揃えた会社というのは、評価者にインパクトを考えると受注に影響はあると思われます。

業種によっては、技術士保有が当たり前になっています。そうなると、+αの差別化として総合技術監理部門の価値があると思います。

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