技術士二次試験は、経験論文試験において、昔は、年齢が若いだけで×だったという話を聞いたことがあります。実際、昔は20代合格者はほとんどいませんでした。
しかし、現在は、体験論文(経験論文)後出し方式ですので、二次筆記試験までは年齢の不利はないでしょう。
ただし、口頭試験においては、年齢が若いというよりは、業務経験年数が少ないので、経験不足の可能性からから狙われやすいと言えます。
例えば、入社数年目で責任のある立場で「技術士にふさわしい業務」を本当にやったのか、「実際は主担当者のサポートをしていただけではないか」という疑問です。
狙われる場合、いきなり専門技術に関する詳細な説明を求められたり、あるいは体験論文の矛盾点などを厳しく突っ込まれることが予想されます。
そのような場合でも合格にこぎつけるには、少なくとも技術知識で圧倒的なレベルに持っていくことと、体験論文の技術的根拠を完璧にしておくこと、アタフタせず、自信をもって堂々と答えることが必要になります。
私も建設部門の口頭試験時は32歳と、当時としては若年の合格でしたが、入念に準備したおかげで、口頭試験時に、技術に関する質問は即答できたので、その後、厳しい突っ込みにあう事はありませんでした。