3.問われたことを答えていない その2:内容がダメ

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次に、見出しは、なんとか解答要求事項と合っているものの、内容が問われたことを答えていないケースです。

よくある例として

①「~の問題点と課題を述べよ」という問題があるとします。

 この場合、見出しは「2.~の問題点と課題」となっているのですが、内容が合っていないケースです。

 問題と課題の違い理解して論文を作成している人は少ないようです。定義を簡単に説明すると、問題は、発生している損失あるいは未来に発生する恐れのある損失、課題は、解決の方向性です。

例えば、問題:~においてコスト的な無駄が発生している → 課題:~の効率化となります。

 よくあるのは、以下の三つです。

・問題のみを書いていて、課題を述べていない

・文中に、「問題点は~」、「~が課題である」といった語句を使わないのでどこが問題点と課題が理解できない。

・「~の必要性」など関係ないことを書いている

 ②「~の方策について述べよ」についても同じことが言えます。

 方策の部分で、その効果ばかり書いていたり、ここでまた、問題や課題が再登場したりする論文が見られますが、これも問われたことを答えていません。

 

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