10.技術士口頭試験(技術士合格体験記)

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私の口頭試験は、12月下旬の土曜日、午前中の早い時間でした。会場は、渋谷のフォーラム8です。道玄坂の上の方、結構わかりにくいので、事前に場所をチェックしておいて正解でした。

まず、待合室で待たされますが、待合室の自分以外の口頭試験受験者はみな40代、50代で頭よさそうな人ばかりで、当時32歳の私は、心細くなったものです。

その後、かなりきれいなお姉さんに呼ばれてエレベーターに乗って面接室の前に連れて行ってくれます。(別の意味で緊張しました)

そして、入室、受験番号と名前を行って、口頭試験開始です。

面接官は、公務員風の50代の方と、コンサル風の40代の方でしたが、最初に「緊張しなくて良いですから」と笑顔で言われ、経歴に関する質問のあと、急に「最近どうですか?」という質問を受けました。「どうですか?」といわれて、想定外でしたので意味を聞き直すと、「最近の仕事で、これだ!ということありました?」と聞き直されました。

これまた、曖昧ですが、なんとなく、意味がわかったので、最近の変わった業務について話したりしましたが、模擬面接と違って、厳しい突っ込みはなく、お茶のみ話のような質問ばかりでした。

経験論文に関する質問は、少しあったのですが、準備万端で即答できたため、その後は質問されなくなりました。(これは、多分業務や技術知識は合格であると判断したためと思います)

社内模擬面接と違って口頭試験は、面接官は物腰はやわらかかったのですが、想定問答にない質問ばかりで逆に困りました。

印象に残っている事項として、技術士取得理由を聞かれたときに、「より高度で面白い業務に参加するため」と回答した時に、少し渋い顔をしていました。

その後、また、最後の方で、「技術士を取得したら何をしたいか」と聞かれたのですが、さっきの取得理由と同じような質問なので、「より高度な業務に参加したい」とか、「建設マネジメントの勉強をしたい」などと答えたところ、「それだけ?」と言われ、そこであわてて社会貢献に関することを付け加えました。すると試験官もにっこりで、手元に何かマークしていました。社会貢献意識の確認が重要な要素だと感じます。最後にお決まりの、技術士の義務と責務を聞かれ、その後罰則を聞かれて終了です。

 実際の口頭試験は、さすがにカチカチに緊張しましたが何とか乗り切りました。

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