2.技術士を知ったきっかけ(技術士合格体験記)

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ここでは、技術士受験のきっかけから話していこうと思います。

土木工学科の大学3年生の冬、進路については、漠然と実家の長野県に帰って公務員にでもなろうかなと思っていました。土木工学科出身の学生の就職先は、大体がゼネコン、役所、建設コンサルの三つに分類されます。当時はバブル崩壊直前の時期だったので証券会社やデパートなどに入社する人も多くいました。

そんな中から、公務員を希望していた理由は単純、「公務員は仕事が楽」という固定観念です。学生の頃の思考なんてそんなものです。

その時、教授から「建設コンサルに行った教え子が、30歳で技術士になって年収1000万円」とか、「技術士とって独立して大儲け」とか、おまけに「コンサルは家にパソコンと電話があればすぐに独立して商売できる」というような景気の良い話を聞いたのが最初です。

その時、技術士?そんなよい資格があるのかと、まあ、建設コンサルは激務と聞いているが20代で失敗しても、役所は30歳まで受験できるし、まずは、建設コンサルに就職し、技術士も取得して、将来はウハウハだなと考えました。

当時は、ゼネコンで10カ月以上のボーナスを出していた時代で、地方自治体の役所の技術職は、倍率が低かった時代です。

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