試験場は、法政大学の小金井キャンパスでした。自宅からは遠いです。
早めにいって、駅の近くのコンビニで弁当を確保しました。
試験の時の、昼食は、コンビニで買いますが、会場の近くで買おうとすると、ほとんど売り切れている場合があるので注意です。
試験会場にいる周りの受験者を見ると40代以上の方が多いようでした。
サービスマネジメントを受ける人は、どんな職業なのでしょうか?
プラントなどのメーカー系とIT系の人が多そうな印象でしたが、実際のところはわかりません。
午前中は、必須科目は、3枚で仕上げるものです。
午前中の問題文を簡単に書くと
前文として説明の長文
経済環境の変化が激しい状況説明(不確定要素の増大)、フロントヤードとバックヤードでの在庫増の状況説明
問題:
(1) どのような事柄が現状を招いたと考えられるか、問題点を指摘せよ
(2) 指摘した問題点について解決方法を提示せよ
というものです。
これを600字詰め原稿用紙3枚でまとめます。
午前は、かなり時間的余裕があります。30分ほどかけて、骨子を作りました。
骨子を作る思考の過程を簡単に示すと
前文から、解ることは、
まず、この会社は、部門としては、トップマネジメント、フロントヤード(店舗、顧客と接する部分)、バックヤード(製造、調達など)の3つがあります。
経営状況としては、
・以前は上手く行っていて、最近は環境変化が激しくなり、在庫が増大している
(経験主義的にやっているが時代の変化に対応できない)
・フロント、バックでそれぞれ在庫が増大している。(統合されていない)
このことから、フロント、バックそれぞれが、制約された情報から自部門の最適化のみ考えて在庫を蓄積していることが読み取れます。
あるべき、流れを考えてみると
需要予測(トップマネジメント)→製造(バックヤード)→販売(フロントヤード)という流れになります。
現状とあるべき姿のギャップを分析すれば(1)問題点は、以下の3つと予測
①需要の予測手法がだめ:各部門それぞれで予測、環境変化に対応できない
②統合された在庫管理がない:トップマネジメントの不備
③各部門が自部門の最適化のみ考えている:共通目標、コミュニケーションがない
(2)あり方は、問題点を解決するために
①需要予測のあり方:情報管理と分析のあり方、プロセスとスピード、マネジメントサイクルによる継続的改善
②トップマネジメントによる統合された発注と在庫管理
意思決定と命令系統、オペレーションシステム
③組織文化の刷新
セクショナリズムの解消方法(共通目標)、コミュニケーションの仕組み作り
という感じで、骨子を作成しました。
ここまで出来てしまえば、後は論文に展開するだけです。
かなりじっくり作って、チェックも含めて時間内に終わりました。
問題としては、良問というか、経営全般に渡る知識が必要になると感じました。
午前は、大きなはずれはないだろうと言う感じです。