5.口頭試験の基本的態度

      2012/01/26

 技術士の業務においては、いくら知識があっても顧客に対するコミュニケーション能力がなければ業務は上手くいかないでしょう。

 また、コミュニケーションを通じて、応用能力や人間性も見えてきます。

面接官は、口頭試験を通して、こうした部分をよく見ていると考えましょう。

 

口頭試験における基本的態度として、「尊重」、「肯定」、「純粋性」の3点が重要です。これは、カウンセリングやコーチングにおける基本ですが、人間関係の基本的要素であり、面接を受ける側にとっても有用です。

 理解しておきましょう。

 

①尊重

 相手の価値を認め対等の人間として扱うということです。

自分を尊重してくれる人間が存在することは、生存に有利になる条件です。よって、人は本能的に、自分を尊重する人間には悪い感情は起こしません。

 口頭試験においても、例え自分が組織で偉くなっていても尊大な態度は見せず、また卑屈にもならず、相手の目を見て対応することが必要です。

 また、相手の話中には、適度にうなずき(傾聴の姿勢)を入れます。また、相手の質問がよくわからないときなどには、「~ということですか?」と確認をいれて、的外れの質問にも、馬鹿にしたような態度は出さないことが大切です。

 また、難解な専門用語を多用した専門家気取りや、質問に対して、必要以上に冗長にしゃべることも印象を悪くします。

 

②肯定

 肯定というのは、相手の意見や価値観を否定しないことです。

 自分に対して否定的な存在に対しては、人間は良い感情を抱きません。

 否定というのは、例え根拠が明確でその場は言い負かせても、後で悪い結果をもたらします。

 

 口頭試験において、面接官が業務の認識を勘違いして、的外れの質問があっても、「違います」など否定的な言葉は使わないようにしましょう。

 そういう場合は、自分の方から補足的に説明を加えて、相手の勘違いを正します。

 (「論文の~は、~したという意味で書きました」といった補足)

 また、反論することも良くないです。例え自分の意見と違っても、相手の意見を認めることも重要です。

 

③純粋性

 純粋性とは、あまり聞きなれない言葉だと思います。

 純粋性とは、人間としての、前向きで健全性と有用性を持っているということです。

 

生物学的に言えば、健全で能力の高い人と仲間になっていた方が、生存に有利になります。よって人は無意識の内に、そうした人を好みます。ただし、自分の利害(地位や好みの異性)を脅かされない限りですが。

 

 口頭試験で、純粋性を高く見せるには、

身だしなみを綺麗に、ビシッとスーツを着る

ハキハキと迅速な反応

簡潔かつ丁寧ではっきりした言葉を使う

誠実で、共感的な態度(相手の気持ちを汲み取ろうとしる姿勢)

前向きで、善良に見せる(社会や組織への貢献意欲、目標があること)

 

以上、長々と挙げましたが、実際には、ほとんど無意識で悪いところがでてしまいます。

自分も含め、実際にすべてを上手くできる人はほとんどいませんが、基本的態度の根本原理は理解して日常から心がけていきましょう。

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