次に筆記問題に取り掛かりました。設問(問題文)を見て、ギョッとしました。あまりに長いからです。
設問文の長さがA4 2枚に渡っていたと思います。読むだけでも一苦労、周囲の人も困惑している様子です。
平成19年の総合技術監理部門の筆記試験問題は、設問が大幅に長文化した年です。それ以前は、大体が「過去の総合技術監理的経験について、管理体系に沿って述べよ」というような問題で、事前準備してあれば、ある程度対応できました。
ところが、この年から急に、設問文が長文かつ解答要求事項が詳細化したのです。
平成19年度の筆記試験設問文を簡単に説明すると、BCP(事業継続プラン)に対する長い解説文の後、以下の解答事項を要求するものでした。
設問1:事業の概要と目標設定 (答案用紙1枚目)
〔1-1〕BCPの対象とする事業内容と組織
〔1-2〕BCPの対象とする危機と重要事業の継続目標
設問2:BCPの計画(答案用紙2~5枚目)。
〔2-1〕重要事業が受ける被害想定と課題の整理
〔2-2〕ボトルネックとなる資源の整理
〔2-3〕ソフトウヱア対策とノヽ-ドウェア対策
これでは、ほとんどの人は、事前に用意していた論文はあまり役に立たななかったでしょう。
結局、みなさんイーブンの出たとこ勝負になったため、私のような、事前に論文を用意できなかった者にとっては、不利はなくなりました。