実際の試験において白書の知識が用いられるのは、全体のロジックを構築する時です。
そして、白書の知識は論文の中に出てくるのはほとんどが「はじめに」の部分です。勉強については、白書を何度も熟読することは効率が悪いです。
前にも述べた通り、
①論文ロジックを構築するとき→骨子を作るとき、
②「はじめに」に本題の上位状況として書く、
の2つの時に使用するための勉強や整理をすることが最も効率的です。
手順に沿って示すと
①まず白書をざっと読み構成や内容を概略把握する
②過去問整理表を作成するとき
「はじめに」のマスへ、白書を活用し社会状況や施策を記入していく
③模範論文作成時に、「はじめに」の部分を作成するときに白書を活用する
④余裕があれば再度通読してみる
細かい数値を覚える必要はないです。全体の傾向や、大体の数値を理解しておればよいです。
よく、技術士論文で、白書より細かい数値データや引用の羅列しているものを見かけます。技術士二次試験は、そういう知識を確認する試験ではありません。
逆に如何にも丸覚え、あるいは文字数稼ぎに見えてしまいます。採点基準の詳細は非公開なので断言はしませんが、社会状況の説明は、核心部分・エッセンスにとどめ本論を充実させた方が採点官の評価が高いと思いませんか?